Copilotを使いこなそう!プロンプトマスターへの道③
2025.03.25
Microsoftから提供が開始された生成 AI「Microsoft 365 Copilot」。導入してみたものの、うまく活用できていない方も多いのではないでしょうか?第2回目では、画像生成で使えるプロンプトのコツをご紹介しました。第3回目の本記事では、プロンプト作成で使える小技をご紹介します。
≫第2回目はこちら(Copilotを使いこなそう!プロンプトマスターへの道②)
小技①:フォーマットを整える
プロンプトの内容を構成ごとに記号 (# など) で区切ります。そうすることで、AI は内容を理解しやすくなります。
プロンプトを作成する上でも、内容を整理しやすくなり、効果的なプロンプトを組みやすくなります。
構成例
①指示:AIに対する指示や質問を明確に記載します。 ②条件:回答する上でのルールや、細かな指示を記載します。 ③コンテキスト:目的や背景、役割などを記載します。
小技②:ステップバイステップで
指示文に 「ステップバイステップで」 や 「段階的に」 といった文言を追加することで、より詳細な回答を得ることができるようになります。
<指示無しの場合>
<指示有りの場合>
小技③:役割を与える
AI に特定の役割を持たせることで、回答の質が向上する場合があります。通常、より詳細な指示を与えるためにはかなりの文字数が必要ですが、役割は一言で済むので、非常に効率的です。
役割の例
情報セキュリティ担当者 / システム開発担当 ヘルプデスクオペレーター / 英会話教師 / プロジェクトマネージャー 作家 / 営業担当者 / 取引先の責任者 / 上司 etc…
<指示無しの場合>
<指示有りの場合>
小技④:解答例を与える
アウトプットの指定がない場合、AI側が適切と判断した形でアウトプットを返すことになり、ユーザーの意図と異なることが生じやすくなります。
アウトプットの様式等について回答例を与えることで、AI はそれを参考にして回答を生成します。具体的に指示するために、すべてを言語化するのは難しいので、うまく例を組み合わせることが重要です。
<指示無しの場合>
<指示有りの場合>
まとめ
本記事では、Copilotのプロンプトで使える小技をご紹介させていただきました。ピーエスシーではCopilot 活用の支援を行っておりますので、ご希望の場合はぜひお問合せください!