Copilotの使い方を組織の資産に!プロンプトギャラリー最新アップデート
2026.09.01
Microsoft 365 Copilotの導入が進む一方で、「何を聞けばよいか分からない」「活用方法が社内に広がらない」といった課題も多く聞かれます。Copilotは自然な言葉で業務を支援できるAIアシスタントですが、業務で成果につなげるには目的に合ったプロンプトを使うことが重要です。
これまでもプロンプトギャラリーは提供されていましたが、最近のアップデートでは、単なるプロンプト例の一覧から、組織全体でCopilot活用を広げるための仕組みへと進化しています。プロンプトを探す、保存する、共有するだけでなく、会社として推奨したいプロンプトを配布できるようになり、Copilotの活用定着を後押しする機能として注目されています。
本日はそんなプロンプトギャラリーの最新アップデートについてご紹介いたします。
組織向けプロンプトを全社員へ配布
Copilot活用を組織全体へ広げるうえで、多くの企業が課題としているのが活用方法の標準化です。同じライセンスを利用していても、使い方を知っている人とそうでない人で活用度合いに大きな差が生まれることがあります。今回のアップデートでは、そうした課題を解決するために、組織として推奨するプロンプトを共有しやすい環境が整備されました。
今回の大きなアップデートの一つが、会社独自のプロンプトを組織全体へ配布できる機能です。組織向けプロンプトでは、管理者が作成したプロンプトを登録・公開し、従業員が共通で利用できるようにできます。営業向けの顧客調査プロンプト、人事向けの面談記録整理プロンプト、管理職向けの週次報告要約プロンプトなど、業務に合わせたプロンプトを組織として用意できます。
管理者はMicrosoft 365管理センターから組織向けプロンプトを作成・公開でき、公開されたプロンプトはCopilot ChatやMicrosoft Edge、Microsoft Teamsなどから利用できます。利用者は配布されたプロンプトを選択するだけで使い始められるため、毎回ゼロからプロンプトを作成する必要がありません。特にMicrosoft 365 Copilotの導入初期において、「まず何を試せばよいか」を利用者へ示しやすくなる点は大きなメリットです。
※2026年8月時点では、本機能はMicrosoft 365 Copilot Frontierプログラム参加者向けに提供されています。一般提供時期は今後変更される可能性があるため、最新情報はMicrosoftの公式情報をご確認ください。
プロンプトを組織の資産として蓄積
また、今回の進化では、プロンプトを組織の資産として蓄積・活用しやすくなった点も重要です。これまで企業は提案書テンプレートや業務マニュアル、FAQなどでノウハウを共有してきましたが、Copilot活用が広がる中では「どのようにAIへ依頼するか」も新たなナレッジになります。
プロンプトギャラリーには、組織が公開したプロンプトだけでなく、個人が保存したプロンプトやチームで共有されたプロンプトも集約されています。現場で効果のあったプロンプトを共有することで、特定の担当者だけが持っていた活用ノウハウを組織全体へ展開しやすくなります。たとえば営業部門で成果の出た提案書作成プロンプトや、情報システム部門の問い合わせ要約プロンプトなどを共有することで、業務品質の標準化にもつながります。
利用者はCopilot Chat内の「プロンプトラボ」を通じて、プロンプトギャラリーに保存されたプロンプトを検索・利用できます。Microsoftが提供するプロンプトに加え、自身が保存したプロンプトやチームで共有されたプロンプトもまとめて参照できるため、一からプロンプトを考える必要がありません。社内で蓄積されたプロンプトを活用しながら、自身の業務に合わせて調整できるため、Copilot活用の定着化や横展開を進める仕組みとしても期待されています。
▼Copilot Chatからプロンプトラボへのアクセスする方法と、表示される各項目の概要


プロンプトギャラリーが使い方を学ぶ入口に進化
プロンプトギャラリーは単なるプロンプトの保管場所ではなく、「Copilotで何ができるのか」を知る入口としても進化しています。会議準備、文書作成、分析、情報収集など、業務シーンごとにプロンプトが整理されているため、利用者は自分の業務に合った使い方を見つけやすくなっています。
Copilotを使い始めたばかりのユーザーは、「何を入力すればよいか」で迷いやすいものです。プロンプトギャラリーを活用すれば、まずは用意されたプロンプトを試しながら使い方を学べます。プロンプトの型を参考にしながら調整することで、Copilotへの依頼の仕方も自然と身につきます。
また、この機能は個人利用だけでなく、組織全体の定着化施策にも有効です。Microsoft 365 Copilotの導入初期には、「どのような業務に使えるのか」「まず何を試せばよいのか」といった声が多く聞かれます。プロンプトギャラリーには実際の業務シナリオに基づくプロンプトが用意されているため、利用者教育の入口として活用しやすく、部門ごとの活用例や推奨プロンプトを共有することで、社内のAI活用促進にもつなげることができます。

まとめ
プロンプトギャラリーの拡充は、単にプロンプトを探しやすくするアップデートではありません。個人のCopilot活用ノウハウを組織全体で共有・展開しやすくなった点に大きな価値があります。
今後は、良いプロンプトを個人で持つだけでなく、組織の資産として蓄積・活用していくことが重要になります。プロンプトギャラリーは、そのための土台となる機能です。
Copilotを使い始めたばかりの方も、まずはプロンプトギャラリーやプロンプトラボから気になるプロンプトを試してみてください。日々の業務を効率化する新たな活用方法が見つかるかもしれません。
ピーエスシーでは、Microsoft 365 Copilotの導入支援から利活用の定着支援まで幅広くサポートしています。
Copilotを活用した情報活用や業務改善をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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