M365利用者必見!Viva Learningで学習をもっと身近に!
2025.01.27
Microsoft 365やOffice 365のサブスクリプションに含まれているViva Learning。目にする機会があっても使いこなせていない方も多いのではないでしょうか?
Viva Learningは、会社が作成した学習コンテンツやマニュアルなどの掲載が可能で、さらに日常的に利用するMicrosoft Teams上で閲覧することができるため、社員は画面を遷移する必要なく学習コンテンツやマニュアルを利用できます。
そこで本記事では、Viva Learningの概要から実際に学習コンテンツをMicrosoft Teams上で利用可能にするまでの手順を徹底解説いたします。
Viva Learningとは?
Viva Learning は、Microsoft Teams上で利用可能な学習ハブです。Microsoft Teams で利用可能なため、業務の一部に学習を取り入れることができます。
Viva Learning 上で利用可能なコンテンツは以下があります。
- ・会社が Viva Learning に追加した学習コンテンツ
- ・コンテンツ プロバイダーや学習管理システムのコンテンツ ライブラリ
- ・LinkedIn Learning
- ・Microsoft Learn
- ・Microsoft 365 Training
※Microsoft 以外のコンテンツ (無料の LinkedIn コンテンツを除く) の場合は、組織全体がViva Learningに接続する前に、職場アカウントのサブスクリプションが必要です。 Microsoft 以外のプロバイダーの個人サブスクリプションを Viva Learning 上で利用することはできません。
社内の学習コンテンツにTeamsからアクセスできるようにしよう!
「Viva Learningとは?」でご説明した通り、Viva Learningでは、会社が用意した学習コンテンツをViva Learningを通してMicrosoft Teamsから検索・アクセスすることが可能です。
設定手順
※Microsoft 365 グローバル管理者またはナレッジ管理者で操作してください。
1.Viva Learning で一元管理リポジトリを作成する SharePoint サイトを作成します。
※コミュニケーションサイトでもチームサイトでもViva Learningと接続することは可能ですが、Microsoftは、コミュニケーション サイトでの作成を推奨しています。
2.Microsoft Teams またはViva Learning を開きます。
・Microsoft TeamsのViva Learning で検索する場合
①Microsoft Teamsの[アプリ]からViva Learningを検索し、[追加]をクリックします。
②[追加]をクリックします。
③Webの Viva Learning 同様、Viva Learning のホーム ページの検索バーでコンテンツを検索します。もちろん、あなたの関心事項、プロバイダー、時間、言語、種類で検索結果をフィルター処理することも可能です。
3.Viva Learning の [管理者] タブを開き、左側のメニューで [プロバイダーの管理] から [プロバイダーを追加] をクリックします。
4.[プロバイダーの一覧]から [SharePoint] を選択し、[次へ] をクリックします。
5.[組織の学習コンテンツ カタログのSharePointサイトのURLを入力します。] に Viva Learning で一元管理リポジトリを作成する SharePoint サイトのサイト URL を指定します。
※SharePoint サイトを作成したばかりの場合は、サイトの作成から 1 時間後にここに追加します。
※該当のSharePoint サイトの所有者である必要があります。
6.組織で Microsoft 365 Multi-geo を使用している場合は、お住まいの地域または国を Microsoft 365 Multi-geo の可用性で見つけます。 Viva Learning パネルにもこの情報が表示されます。
7.構成フローの[表示名]を更新します。
※[表示名]は、既定では組織名またはテナント名です。
※表示名を更新できるのは、追加されたサイト URL の所有者だけです。
構成が完了すると、プロバイダーとして SharePoint が表示されます。
また学習コンテンツが格納されているリンクを記載するSharePoint リストは、指定した SharePoint サイト内に自動的に作成されます。
8.任意のSharePointサイトの[ドキュメント ライブラリ]にフォルダーを作成し、学習コンテンツを格納します。Viva Learningでサポートされているファイル形式は以下の通りです。
- ・Word、PowerPoint、Excel、PDF
- ・オーディオ (.m4a、.mp3)
- ・ビデオ (.mov、.mp4、.avi)
- ・リンクされたオブジェクト ※
※Viva Learning上で使用するには、Viva Suite または Viva Learning ライセンスが必要です。ライセンスがなくともViva Learning でリンクされたオブジェクトを検索できますが、使用することはできません。
今回は以下社内のマニュアルを学習コンテンツとして追加しようと思います。
9.Viva Learningは既存のアクセス許可を適応します。そのためユーザーが学習コンテンツを利用できるようにするために、学習コンテンツを含むフォルダと、一意のアクセス許可を持つフォルダ内のすべてのアイテムにアクセス許可を付与します。該当のフォルダやアイテムの[…]から[アクセス許可の管理]を選択しアクセス許可を付与します。
※Viva Learning では、ユーザーベースのアクセス許可はサポートされていません。Microsoft 365 グループまたはメールが有効なセキュリティ グループへアクセス許可をしてください。アクセス許可が関連付けられていないファイルは取り込まれません。
10.学習コンテンツを格納したフォルダの […]から[詳細]をクリックします。
11.画面右に表示されたコンテンツの詳細を下にスクロールし、[パス]の横のアイコンをクリックし、コピーします
12.手順1で作成したSharePoint サイトに移動し、左側のナビゲーションまたは右上の歯車マークから[サイト コンテンツ] を開き、[Learning App Content Repository]をクリックします。
13.[Learning App Content Repository]のSharePoint リストの左上[∔新しいアイテムを追加]をクリックし、[Folder URL]に手順10で取得した学習コンテンツフォルダの パス を入力し、[保存]をクリックします。
すると以下のように表示されます。
※Viva Learningへの反映には最大24時間かかる場合があります
14.時間が経過したら、続いてMicrosoft TeamsのViva Learningに戻り格納した学習コンテンツを調べてみます。追加した学習コンテンツが確認できました。
Microsoft TeamsのViva Learning以外にも、WebのViva LearningやSharePointでの検索 、組織が Bing で Microsoft Search を有効にしている場合は、検索バーに入力して [作業] タブに移動すると、Bing でも学習コンテンツを検索することもできます。
▼SharePointでの検索
その他の機能
Viva Learningには、その他に以下機能があります。学習コンテンツをお奨めして、学習進捗を確認することも可能ですので、新人教育などで活用が期待できます。
- ・個人の関心事項に基づいてコンテンツを検出する
- ・学習コンテンツのブックマーク
- ・組織内の人気コンテンツの表示
- ・学習コンテンツの推奨
- ・推奨事項を表示および管理する
- ・レコメンデーションを受信者に表示する方法
- ・推奨事項の管理
まとめ
本記事では、Viva Learningの概要から実際に学習コンテンツをMicrosoft Teams上で利用可能にするまでの手順を徹底解説いたしました。
ピーエスシーではMicrosoftライセンスの販売を行っておりますので、Viva製品のご購入をご希望の場合はぜひお問合せください!